アドラー心理学

【人の悩みは全て対人関係】いまアドラー心理学が必要な理由


こんにちは、さかな社長です。

職場や家庭、学校などの人間関係に疲れていませんか?


らっこ社長

人間関係ってむずかしいよね…
家庭でも、会社でもいろいろあるね…


そうですね。
わたしも、ずいぶん人間関係で悩んできました。


でも、一冊の本との出会いが解決してくれました♪


あのホリエモンも絶賛したアドラー心理学をわかりやすく紹介した書籍

「嫌われる勇気」です♪


「アドラー心理学」はポジティブ心理学と言われています。


「アルフレッド・アドラー」は「フロイト」「ユング」と並ぶ、3大巨頭心理学者のひとり。


最近日本でも、アドラー心理学の認知度が高まっています。
ちなみに、アドラー心理学を実践する人を「アドレリアン」って言うんです。


では、なぜ今アドラー心理学なのでしょう?


それは…

アドラー心理学は、幸せになりたい人の為の心理学だからです。

原因論ではなく目的論


アドラーは「原因論」を否定しています。


らっこ社長

原因論とか目的論とかいわれても、ぜんぜん分からないよ。


そうだね💦かりやすく説明しますね♪

原因論と目的論の違いとは?


例えば、あなたが仕事のミスで上司に怒られたとします。


「原因論」では、あなたの仕事のミス
上司を怒らせていることになります。


しかし、「目的論」ではあなたのミスに対して怒っているのではなく、怒ることであなたを従わせることや、自分はあなたより上の立場、ということを証明する目的のため「怒りという感情を捏造している」のです。

らっこ社長

えっ、捏造って…
ミスをなくするには、怒ったり、叱ったりすることも必要でしょ。


そうですね。

また同じミスを繰り返さないためには、
必要なことかもしれません。

しかし、このアプローチは
「問題を解説することにはなるが、解決することにはならない。とういわけです。

ここで誤解のないように言っておくと、
解決することにはならないというのは
「人の心理」に用いられた場合です。


別の例を見てみましょう。



幼い頃、両親からひどい虐待を受けて育ち、
愛情を知らないまま大人になった人がいます。

彼はその経験が原因で、「人と接したくない」「外に出たくない」と思っていて、引きこもりになりました。


らっこ社長

そりゃひどいトラウマになるよ。


とても悲しい過去です。

「原因論」で言えば、親の虐待のせいで、
引きこもりになってしまったことになります。

過去の出来事が、彼をそうさせているんです。


しかし「目的論」では、彼は「外に出たくないから、不安という感情をつくり出している」ことになります。


つまり、彼は「外にでないという目的」が先にあって、その目的を達成するために、「不安や恐怖」といった感情をこしらえているのです。


これをアドラー心理学では、「目的論」といいます。


らっこ社長

エッ、では彼は仮病を使ってるの?


仮病ではないです。
彼は本当に不安や恐怖を感じています。

場合によっては、ひどい頭痛や腹痛に苦しんでいるかもしれません。


しかし、それらの症状もまた
「外に出ないという目的を達成するため」
につくり出されたものなのです。


彼は外に出ず、人と関わらなことで
「自分の城の王様」になっているのです。

らっこ社長

きびしいこと言うね。


わたしも「きびし〜」って思いました😭

冷たいとも思いました。

アドラー心理学が今まで「フロイト」や「ユング」のように、日本で多く受け入れられなかった理由のひとつは、この「厳しさ」のためかもしれません。

トラウマは存在しない


アドラー心理学では「トラウマ」を明確に否定しています。


らっこ社長

いやいや、トラウマはみんな持ってるでしょ。


たしかに、「過去に受けた心の傷(トラウマ)が、現在の不幸を引き起こしている。」という考えは、ドラマチックで魅力がありますね。


しかし、アドラーはこれを否定します。
「トラウマ」は過去に起きた出来事です。


引きこもりの彼は、過去に受けた親からの虐待に縛られて、今を生きています。


だとしたら、なんて不自由な人生なんでしょう!

問題は過去に「なにがあった」のかではなく「どう解釈したか」です。

過去にどんな出来事があったとしても、そこにどういう意味づけをするかで、今のあり方が決まります。


同じ虐待を受けた人たちが、みんな引きこもりになっているわけではありませんよね?


大切なことは、「過去にとらわれないこと。」

「いま、ここ」です♪

対人関係の悩みは【課題の分離】ができていないから



わたしがアドラー心理学で、深く心に刻まれたことは「課題の分離」


らっこ社長

課題?分離?なんのこと?


まず、「課題」の説明が必要ですね♪

例えば、お母さんが息子に、
「安定した公務員になってほしい」と思っているとします。


これは「お母さんの課題」です。


一方、息子は「ロックミュージシャンになりたい」と思っています。


これは「子どもの課題」です。


お母さんは、ロックミュージシャンよりも、安定した公務員の方が幸せな人生を送れると思っています。


子どもはとにかくロックが好きで、将来は絶対ロックミュージシャンになろう、と思っています。


この「課題の違い」がぶつかり合いを生み出します。
たとえ親子であっても、課題はちがうのです。


これが「課題の分離」というわけです。


ここで一つ気をつけなければいけないことがあります。


アドラーが言っているのは、「他者に関心をもたない」ということではありません。

「人の課題に土足で踏み込んではいけない!」

と言っています。


親ならば、「アドバイス」でいいのでしょう♪


国と国であれば、「戦争」になることもあります。


みんな課題がちがうことに気づけば、無益な争いや、戦争もなくなるはずです。

承認欲求の否定


Business people clapping hands together


らっこ社長

エッ、承認されたいと思うのはふつうだよね。


そうですね。


わたしも人から承認されたい、と思っていました。


アドラーはこの承認欲求さえも否定します。


「我々は他者の期待を満たすために、生きているのではない。」


人を褒めるという行為は「上から目線」だったりします。


「わたしはあなたより上だ」と言っているようなもの。


タテの関係を生んでしまい、
「対等な関係ではない」んですね。

アドラーは小学生くらいの子供にも、けっして上から目線にはならず、対等に接していたそうです。


また、「叱る」ことも同じです。


「叱る」という行為は、叱らないと動かない人をつくってしまいます。

大切なのは「ありがとう」という「感謝の気持ち」です♪

まとめ


ここまで見てきて、いかがでしたでしょうか?


「厳しすぎだし、ただの理想じゃない?」と思った方も多いでしょう。


わたしの友人は「アドラー心理学はロックだね!」と言ってました😅


でも、もしこの地球に自分しかいないとしたら、

「太っていることの悩み」

「髪の毛が薄いことの悩み」

「身長が低いことの悩み」

「お金がないことの悩み」

などはないはずです。


そうです。
「人の悩みは全て、対人関係の悩みなのです。」


アドラー心理学は「勇気の心理学です。

嫌われる勇気は、幸せになる勇気と同じです。

「自分の人生を生きる」勇気と覚悟をもちましょう!

きっと道は拓けます!


最後にアドラーの言葉を紹介して、この記事の締めくくりとさせていただきます。

幸せになるために必要なことは、その一歩を踏み出すことだ。

劣等感を前向きな方向に活かせないのは、「勇気」がかけているからだ。

幸福な人は戦う楽観主義者である。

どんな相手とも対等な立場で接する。

批判を気にする時間があったら、日々の自分の成長を大切にする。

自分自身で限界をつくらない。どこまでも成長できると信じる。

失敗は失敗だと思った瞬間に、失敗に変わる。

アルフレッド・アドラー


本記事が少しでも、あなたの不安や、悩みの解消になり、心を平穏にしてくれれば嬉しいです。


最後まで読んでいただき、ありがとうございました。